重症患者以外は自宅療養?

現役医師も菅首相にレッドカード!

重症患者以外は自宅療養?「あんぽんたん!」

スポーツニッポン新聞社 2021/08/03 20:00
新型コロナウイルス患者の入院対象を重症者らに限定する政府の方針に対し、コロナ治療に携わる現役医師からも強い反発の声が上がっている。
多くのテレビに出演している「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市)の倉持仁院長(49)は、菅首相を「無為無策 自宅で死ぬなどあってはならぬ あんぽんたんとはもはや言わじ」と強い口調で批判。「この人に政治を司る資格なし!すぐやめてください」と切り捨てた。
また、自民党の二階俊博幹事長が3日、菅義偉首相の任期満了(9月30日)に伴う総裁選について「現職が再選される可能性が極めて高い。誰もが承知していることだ」と話したことについても“そんなバカな!”と言わんばかり。「何を言っているのでしょうか?」と切り出すと、「2人でどこか違う国へ行って永遠にやっていれば良いと思います。ちなみにその国には国民はいません」と怒りをあらわにした。
動画: https://www.youtube.com/watch?v=ddIMoKtciUw

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尾身氏「事前に相談なかった」 

自宅療養原則への政府方針転換で

毎日新聞 8/4(水) 11:25配信
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、入院対象者を重症者らに絞り込む政府方針について、事前の相談を受けていなかったことを明らかにした。尾身氏は「政府とは毎日のようにいろいろなことで相談、連絡、協議しているが、この件に関して相談、議論したことはない」と述べた。
この点について、田村憲久厚労相は答弁で「病床のオペレーションの話なので政府で決めた」と理由を述べた。田村氏は「(今年春に)大阪では感染が拡大して中等症で重い方々が病床に入れなくなった。(東京は)今はその感染拡大局面に入りつつある」と指摘。その上で、「このままでいくと中等症で入らないといけない方が病床に入れずに在宅で対応できないことが起こる。中等症で呼吸管理している重い方々は入院するが、中等症でも軽い方は(病床を空けることで)重い方が来た時に入れるような状況を作る。国民の命を守るために必要な対応だ」と理解を求めた。
また公明党の高木美智代氏は政府方針を批判した上で、「撤回を含め検討し直してほしい」と求めた。立憲民主党の長妻昭副代表は「人災だ」と批判した。【阿部亮介、中川聡子】