COVID-19ワクチンの副作用とその予防策

COVID-19ワクチンの副作用とその予防策

論文閲覧はここをクリック:Adverse effects of COVID-19 vaccines and measures to prevent them
著者:山本 賢二
岡村記念病院:心臓血管外科 下肢静脈瘤センター長
経歴:山口大学医学部平成元年卒業、横浜市立大学医学部大学院平成8年卒業
横浜市立大学第一外科、スタンフォード大学フォーク心臓血管研究所研究員、東芝鶴見病院外科、神奈川県立循環器呼吸器病センター心臓血管外科医長を経て平成13年4月岡村記念病院心臓血管外科医長、平成29年4月より現職

論文概要引用

最近、医学誌ランセットが、COVID-19 ワクチンの有効性と時間の経過に伴う免疫力の低下に関する研究を発表しました。
この研究は、COVID-19ワクチンを 2回投与してから 8か月後のワクチン接種を受けた人の免疫機能が、ワクチン接種を受けていない人の免疫機能よりも低いことを示しました。欧州医薬品庁の推奨でも、頻繁な COVID-19ワクチンのブースター接種は免疫応答に悪影響を与える可能性があり、実行されるべきではないことである可能性があります。
免疫力の低下は、N1-メチルシュードウリジン、スパイクタンパク質、脂質ナノ粒子、抗体依存性増強、および元の抗原刺激などのいくつかの要因によって引き起こされる可能性があります。
これらの臨床的変化は、COVID-19ワクチン接種と帯状疱疹の間で報告された関連も説明するかもしれません。
安全対策として、これ以上の追加免疫ワクチン接種(※ 3回目以降のブースター接種など)は中止されるべきです。加えて、予防接種の日付が、患者の医療記録に記録される必要があります。免疫力の低下を防ぐためのいくつかの実用的な対策が報告されています。これらには、深部体温を維持するためのアセトアミノフェンを含む非ステロイド性抗炎症薬の使用の制限、抗生物質の適切な使用、禁煙、ストレス制御、および周術期の免疫抑制を引き起こす可能性のあるプロポフォールを含む脂質エマルジョンの使用の制限が含まれます。結論として、COVID-19ワクチン接種は、重症患者たちの感染症の主要な危険因子です。