<まさに「おまいう」!>

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萩生田氏「自民議員の関与が旧統一教会の信用を高めることに寄与」発言でSNSが“祭り”状態に

公開日:2022/10/17 15:15 更新日:2022/10/17 15:15

<まさに「おまいう」!>

17日から始まった衆院予算委で、SNSなどで怒りや呆れる声が出ていたのが自民党の萩生田光一政調会長(59)だ。最初の質問に立った萩生田氏は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題に触れ、こう発言したためだ。
「私を含め、自民党の議員の関与が結果として教団の信用を高めることに寄与してしまったのではないか。こうしたご指摘を真摯に受け止め、猛省をしなくてはならない」発言の内容は「その通り」なのだが、萩生田氏と言えば自民党国会議員の中でも、とりわけ旧統一教会との関係が近しいとして取り沙汰されてきた人物だ。今月2日に出演したNHK番組でも、宗教法人法に基づく教団への解散命令について、「司法の判断ということになる。所轄庁から解散を請求できるが、法令に違反し著しく公共の福祉を害すると認められる行為をした場合などと規定されている。難しい」と踏み込み、ネット上で、<どういう立場で発言しているのか?>、<所轄庁の大臣でもなく、閣僚でもない。与党政調会長の発言としては逸脱しすぎ>、<ヤル気なし>などと問題視されていた。そのため、予算委の萩生田氏の発言が報じられると、SNSでは、<教団の信用を高めることに「最も」寄与していたのは「あなた」>、<どの口が言っているの?><猛省しているのであれば、解散命令を出すための改正法でも提案してよ>などと“祭り状態”になった。
安倍晋三元首相の「盟友」と言われる萩生田氏。安倍元首相も森友、加計問題を国会質疑で追及されるたび、<真摯に受け止める><反省>と繰り返していたが、結局、1度も責任を取ることはなかった。安倍氏の姿勢を真似したのではないだろうが、今後、萩生田氏の発言の「本気度」が問われることにもなりそうだ。

My Comment

民主主義の根幹を揺るがすエセ宗教に振り回された自民党をはじめとする国会議員はすべて辞職し、新たに新党を立ち上げて出直さなければこの国は滅びる。にもかかわらず今日の衆議院予算委員会の討論を視聴して感ずるのは、相変わらずのらりくらり時間を消費して国会を乗り切れば、後は勝手に閣議決定で自らの進む道を決めてしまう悪習を岸田内閣も踏襲しようとしていることが見え見えである。質問権などを行使している間に国会は終了し、バカな国民は忘れてしまうとでも思っているのではないか。野党もそんな戦略に引っかかって追及できないもどかしさを感じているのは私だけだろうか?
安倍晋三は旧統一教会が霊感商法で得た莫大な資金と洗脳された信者を使って強力な自民党支持基盤を作り上げ、その見返りに名称変更迄許して実態を隠蔽してきたことは明らかである。それが暗殺というまさに非民主主義な事件によってあぶりだされた。旧統一教会被害者を救おうとした弁護団がすべて国会議員や安倍晋三首相にも警告文書を送付しているにもかかわらず何も行動を起こさなかったことが、自民党と旧統一教会が持ちつ持たれつ関係を維持し、LGBTや夫婦別姓をいまだに認めようとしない政策にまで影響を及ぼしていることが明らかである。ここに至って岸・安倍晋太郎・安倍晋三3代にわたる旧統一教会との癒着が日本の政治を誤った方向へと進めてしまった原因である。
「信教の自由」よりも「政教分離」が優先することは言を待たない。善良な市民を洗脳した状態で献金を要求するようなオレオレ詐欺まがいの集団は、即刻、宗教法人解散でなければ国民は納得しない。これをうやむやにすると次回選挙では自民党は解党的敗北をさせなければならない。旧統一教会の解散請求署名活動が始まった。国会に任せていては被害者の救済などいつになるかわからない。国民はこぞってこの署名運動に協力するだろう。そうなったとき岸田首相の支持率はさらに低下するだろう。