アフリカ連合諸国が「あっさりコロナ禍を抜け出した理由」

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アフリカ連合諸国が「あっさりコロナ禍を抜け出した理由」を、2年後の今にして知る。

れはマダガスカルのヨモギ茶(とワクチン接種率の驚異的な低さ)

投稿日:2022年8月22日

マダガスカル政府に秘密裏に完敗していた西側諸国

なんかこう、いろいろ時間が過ぎ去った後に「ちっくしょー、うまくやりやがって」と思うことはさまざまにあります。
たとえば、アフリカは、(一部の先進国的な諸国を除いて)異様なほど、コロナの流行と無縁な状態のままの国が多かったです。そうしましたら、今日知ったことなんですが、やっぱり賢いですね、アフリカの国の人々は。「主要国にあまり知られないように、独自の対策であっさり乗り切っていた」ことを知りました。まあ、感心しますけれど、同時に、「私ら西側の主要国が、その後、どんなに悲惨なことになってしまったかご存じですか」と言いたい感じもいたします。
先に書けば、以下の2点で十分だとマダガスカル当局は 2020年の春の時点で認識し、2020年の秋には「プロトコルとして確立させていた」と思われます。

・マダガスカル伝統のヨモギ入りの薬草茶

・ワクチンの大量接種をしない

この「ワクチンの大量接種を国家として行わない」ということが最も重要なことは、ずっと書いたりしていたことなんですけど、それでも「アフリカはあまりに無風」だとは思っていました。たとえば、公称ではワクチン接種率 0%の北朝鮮でも、今年……まあ、あれは本当にコロナだったのかどうかよくわからないですが、「謎の発熱」が相次いだりしていましたし、昨年までのデータでは、ワクチン接種率が低い国でも、「ほどほどの感染は起きていた」ということはありますので、アフリカ諸国は不思議だなあと。ワクチン接種率との兼ね合いでいえば、世界で最も接種率が低いと思われる国のひとつであるハイチと、今回の話題の中心でもあるマダガスカルのこの 2年半の、「コロナ死者数」を見てみれば、それはわかります。
感染確認数だと、いろいろとわからない面もありますので、死者数の比較がいいと思うのですが、比較として「ワクチン接種率チャンピオンの国のひとつ」である日本と並べてみます。
人口 100万人あたりの比較です。
日本とハイチの2022年8月21日までのコロナ死者数の推移の比較
画像の説明
ourworldindata.org
このふたつの国の 2回のワクチン接種率は、以下のようになります。
日本とハイチの2回のワクチン接種率の推移
画像の説明
ワクチン接種率がおおむね 1%強のハイチ(ブースターは完全な 0%)も、今年 2月頃までは、それなりに死者が出たりしていましたけれど、「各国でブースターが始まって以来」差は歴然となっています。
こういうのを見ましても、最も大きな問題は「ブースターにある」のかもしれないですけれど、今回はワクチンがメインの話ではないですので、こういうような現実もあるということに留めておきたいと思います。日本にしても、ハイチのような接種率であれば、そして、日本政府が「ブースターに手を出さなければ」現在のような惨状にはならなかったと思われますが、これはもう遅いことですので、今後の、おそらく秋以降に繰り返される「さらなる惨状」に対しての備えのほうが大事なのかもしれません。
グラフでおわかりのように、日本では「新しい流行波のたびに、死亡数の度合いが大きくなっている」ことが明らかであり、かなり奇跡でも起きなければ、次の流行波は相当厳しい状況が展開されると見られます。
そして、もちろん、その次はさらに厳しいものになると見られます。その次はさらに、です。感染できる「人々の数」が減少するまでは、この流行波のパターンは繰り替えされ続けると思います。 2024年とか 2025年になり、日本の人口が著しく減少した頃に、こういう流行波の「死の増幅」が、やっと収まっていくのだと見られます。
それはともかくとして、今回の主役である「マダガスカル」ですが、パンデミック全期間のコロナ死者数は以下のようになっています。
日本とマダガスカルの2022年8月21日までのコロナ死者数の推移の比較
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マダガスカルの 2回のワクチン接種率は、ハイチほど低くはないですが、 4.8%となっています。
マダガスカルは、アフリカ大陸の南東に位置する島国です。
画像の説明
島国という点では、日本と同じですが、外務省によれば、国土面積は日本の 1.6倍あり、比較的大きな国です。人口は 2700万人ほどです。
今日、何を知ったかというと、
「世界に先んじてマダガスカル当局は、ヨモギ成分(アルテミシア)をコロナ対策として公式に使用し、それが成功していた」
のです。

以下 閲覧参照