コロナワクチン接種後の死亡1710件

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厚労省が報告

4月29日までにコロナワクチン接種後の死亡1710件

公開日:2022年05月19日 更新日:2022年05月19日
厚労省は5月13日、新型コロナワクチンの接種と副反応との関連性を議論する専門部会を開催した。同会に提出した資料によると、予防接種を開始した2021年2月17日から2022年4月17日までに新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例は1690件(ファイザー社製1549件でうち3回目113件、モデルナ社製140件で3回目は70件、アストラゼネカ社製1件)。その後、4月29日までに20件(ファイザー社製14件、モデルナ社製6件)の報告があった。つまり、予防接種開始以来、437日で1710件(ファイザー社製1563件、モデルナ社製146件、アストラゼネカ社製1件)の死亡が報告されたことになる。1日当たりでは3.9人になる計算だ。ちなみに前回調査の1667件(2021年2月17日~2022年4月1日)と今回調査の1710件(2021年2月17日~2022年4月29日)を比べると、43件増えたことになる。
専門部会では2022年4月17日までに報告された1690件の死亡とワクチン接種との関連について、α(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)、β(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)、γ(情報不足などによりワクチンと死亡の因果関係が評価できないもの)と評価している。その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製(α=0件、β=9件、γ=1540件)
▼モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=139件)
▼アストラゼネカ社製(α=0件、β=0件、γ=1件)
ファイザー社製で死亡が報告された人の症状の概要に記載された死因は虚血性心疾患158件、心不全135件、肺炎115件など。モデルナ社製では虚血性心疾患17件、出血性脳卒中11件、心筋炎関連事象11件など。アストラゼネカ社製は大動脈弁狭窄(きょうさく)症1件だった。なお、今回初めて5~11歳のワクチン接種後の死亡が1件報告された。亡くなったのはファイザー社製を接種した11歳の女児。4月7日の1回目接種では問題なかった。同28日に2回目の接種を行った後、同30日に死亡が確認された。女児は生まれた時から重度の障害があり、2014年6月から重症心身障害者病棟に長期入院していた。みとった医師の報告では死因は急性心筋炎様の心不全だった。今回の会合でも死亡例の報告に関しては、「現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない。引き続き3回目接種後の事例についても、集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、集団としてのデータを系統的に検討していく。死亡例の報告に関しては、現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。

My Comment

厚生省のHPによると、
日本で承認され公的接種の対象となっているファイザー社と武田/モデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、臨床試験(第Ⅲ相試験)で、有効性と安全性に関して厳格な評価が行われた上で、薬事承認されています(※1、※2)。その上で、効果の持続性等を確認するために、現在も、臨床試験の一部が継続されています。米国FDAのガイダンスでは、安全性について、大規模な臨床試験を元にした緊急使用を許可するために、接種後観察期間の中央値が2ヶ月間あることを一つの要件としました。これは、従来のワクチンの副反応はほとんどが2ヶ月以内に認められることが分かっているためです(※3、※4)。これらの情報に加えて、日本国内でも、日本人を対象に臨床試験(第Ⅰ/Ⅱ相試験)を実施し、安全性や免疫原性(抗体の産生や細胞性免疫を誘導する性質)があること等が確認された後、特例承認を受けています(※1、※2)。
本来ワクチンは、因果関係あるなしにかかわらず、1件の死亡事例もあってはならないのが基本である。
にもかかわらずワクチン推奨者の闇の利権によって、事実の解明もなされないまま、「現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない。」とよくも言い切れるものだと思う。
全く科学的根拠のないこの専門部会の結論を、唯々諾々と承認する厚生労働省も全く監督責任を負わない無法行政である。これもすべて利権が横行する日本社会の典型例である。
医療行政の本質が見えてきた今こそ自分で真実の情報を集める以外にわが身を守ることはできないことを痛感している。