大国主義の悪夢

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中村敦夫 末世を生きる辻説法
公開日:2020/09/04 06:00 更新日:2020/09/04 17:04

安倍首相はトンチンカンなナルシシストだった

振り返れば、7年8カ月のハッタリと虚偽の山脈が見えるだけ。風に舞う空手形には、大言壮語と、己をたたえる美辞麗句だけ。日本国首相は、トンチンカンなナルシシストだった。「経済」に強いと言うが、株価が上がったのは、世界の上昇気流に偶然便乗できただけ。あえて尋ねるが、株価上昇で、株主以外のだれが幸せになれたのか。「美しい国」とか言うけれど、子供6人に1人は、夕食が食えない貧しい社会。大企業はけたたましい内部留保をため込んでいるが、一般勤労者の賃金はほとんど上がらず、非正規が増える一方。消費税を5%から10%に上げ、米軍のガラクタ兵器を爆買いしてきたのは、どういう了見だ。高い税金を払ったのに、コロナ感染の検査環境すら整備できない。八百長もある。この国の景気拡大は、2018年10月をピークに下降した。その事実を伏せ、虚偽報告を放置してきた。日本経済の真実を示すことなく逃げ去るなら、評価は零点だ。「外交」も得意だと言うが、外国旅行の数は、確かに歴代1位だろう。ピンカートン女房も一緒だから、ずいぶん公金を使ったことになる。国際会議レベルのものは仕方ないが、お友達同伴の意味不明の訪問も多かった。相手国にしてみれば、札束を持った東洋人がうろついているから、いい顔をしとけってことだ。援助金などの名目で、相当バラまいたはずである。国際的に名を売りたくて、やたらあちこちに顔を出した。リオ五輪閉会式では、スーパーマリオに扮して登場した。これでリスペクトされるのか?肝心の北朝鮮、韓国、ロシア、中国との外交には何の進展もなかった。最初から、相手に見透かされていたからだ。他の諸国にしても、日本は米国の使い走りという評価が固定している。日本主導で何かが動くことはない。さて、世界政治も激変中だ。20世紀は、自由主義と社会主義のせめぎ合いで、大方の問題は平面で調整できた。だが、今世紀は立体的な混乱に巻き込まれている。環境、人種、フェミニズム、IT文化などが立ち上がり、新しい価値観が、古い分類にはおさまらない。とはいっても、軍事力と経済力が突出する「大国主義」は相変わらずだ。かつて、日本もそれを目指し、身のほど知らずで世界大戦に突っ込んだ。そのリーダーの一人だった男を祖父に持つ安倍は、再び大国主義を夢見て敗北したのか。滑稽である。

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自民党の一党独裁はすっかり定着して、さんざん安倍内閣のお友達に都合の良い政策ばかりを次から次へと繰り出し、内容を理解し判断できない大多数の従順な国民をだまし続けて、最後には森友、加計、河井前法相の公選法違反事件は安倍自身に捜査が及んでもおかしくない。持病が悪化した原因は、政策がことごとく行き詰まり、今後の展望もなくなったことだ。会見で自ら「痛恨の極み」と語った通り、拉致問題も、北方領土返還も、悲願の改憲も、全て暗礁に乗り上げている。政策の行き詰まりがストレスとなり、潰瘍性大腸炎を悪化させたのは間違いない。さらに、司直の手が伸びないか、恐怖を募らせていた可能性がある。さらに、安倍の胃腸をキリキリさせたのが「桜を見る会」だ。安倍本人が最高裁の元判事を含めた弁護士・法学者らに刑事告発されている。訴追の恐怖は相当なものだっただろう。さらに追い打ちをかけるコロナ禍でも首相補佐官の言いなり政策に何らの効果的対策も、国民への説明もないまま早々に国会を閉じて国民へ向き合おうとしない安倍内閣に国民の不満が爆発したところで前回同様職務をぶん投げた。
こんな安倍に同情するのか内閣支持率が70%までも上がるとは・・・
日本国民のお人よしもいい加減にしてほしい。まともな国民は政治に愛想を尽かせている。日本の政治は完全に自民党に乗っ取られ一党独裁、中国や北朝鮮と社会制度は異なるものの、独裁国家と何ら変わらない政治体制が敷かれてしまった。もはや一部資産家や宗教団体・財界・官界・政治家を中心とする救いようのない封建社会に陥ってしまっている。すべては国民主権者の意思なのでしょう・・・
一度国民すべてが国会議員選挙ボイコットのキャンペーンでも行わない限り、この状況は変わらない。

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