西ヌプカウシヌプリ登山紀行
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登山紀行文
西ヌプカの山は、トップのロゴ画像にもあるように、自宅よりわずか20kmほどにある。帯広など十勝中部からも北の方向に見える十勝の高原地域でもある。実は昨年11月06日に一度西ヌプカを登った。登ったといっても1205m標高点までで引き返した経緯がある。この日の数日前に雪が降り、その後晴れ間が続いたので、大丈夫だろうと、気軽に登ったのである。しかし、山頂部分は、雪が融けず深い所は足首までもぐってしまうほどで、もちろんアイゼンなどはなく、下山時の足元が滑る心配もあって、ここで引き返した。
今回は、晴天でもあり、思い立って10:00に自宅を出発する。登山口の駐車帯には、1台の乗用車が停車しており先行者が居るようである。身支度をして10:25に登山開始。ここは、標高は高くなく、ジグザグの登山道ではなくほとんど直線的に標高1205mまで続く。登山道は比較的歩きやすいが何しろ平たん路がない。そのため結構脚にくる。それでも11:20分には1205m地点に到達する。途中は白樺の樹林帯が続くが、途中東ヌプカが右手に見えるようになると樹林帯が途切れ低灌木帯となって見晴らしもよい。ここから北の方向にさらに一段と高い頂上が見える。
一旦ゆるやかに下って5分ほどでコルに出る、突然大岩の大壁が立ちはだかる。岩の上に、先行登山者が一人休憩中。聞くと釧路から来て、昨日は糠平に止まって今朝登って来たという中年女性。のぼりがきつくて頂上はあきらめて、ご主人が頂上まで登っているので待っているとのこと。
その壁の上部は再び樹林帯となるが、頂上も登山道も見えない。頼りになるのは上部にある標識テープのみ。テープを目指して岩を登ること10分で岩れき帯を抜け登山道へ入る。途中、先行登山のご主人とすれ違う。然別湖が見えるけど頂上の標識も何もないですよとのこと。ここからはほんのひと踏ん張りで、1251mの頂上に到達した。11:45登頂。
頂上からは、然別湖が眼下に見え右には東ヌプカと白雲山・天望山が見えるが、樹林帯の中でさほど見通しはきかない。頂上標識もなく、それらしい標識テープがあって、大岩がある狭い頂上である。1時間20分の登りであった。
12:10に下山。しかし、下山開始してすぐに登山道を見失った。気付いた時には、樹林帯の中で踏み跡もなく登り返して登山道を探したが見つからない。ここは登山ガイド本にも迷いやすいと書かれていたところである。しかし、方向は南へ下ればよいので、こんなところで磁石が役にたった。
方向を見ながら、10分ほど樹林帯を下ると、大岩の岩れき帯の上部に出た。しかし、標識テープは見えず、やむを得ず磁石で見当をつけて岩れき帯を降りる。途中で標識テープを見つけることが出来、登山道へ戻ることが出来た。
岩れき帯からほぼ5分ほど上り返すと1205mの標高地点に到達する。12:40であった。西ヌプカは、この岩れき帯から上部で、迷いやすく、単独登山には注意すべき点である。特に下りのときは標識テープを確認しながらゆっくり下山すべきであった。
登山情報
地図 3D画像 photo はクリックすると拡大します。
西ヌプカの周辺地図と3D画像
3D画像による西ヌプカの山容
東西ヌプカウシヌプリ周辺地図
写真集
雪のあるのは昨年11月の登山のときのものです。
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