医療機関にAI導入


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AI活用で病気やけがの救急相談 埼玉

NHK 2019年5月3日 4時33分 より

医療機関の休診が多くなる大型連休に合わせて、病気やけがの相談にAI=人工知能を活用するサービスが、埼玉県で試験的に運用されています。

「埼玉県aiko救急相談」という新たなサービスは、スマートフォンなどから専用のインターネットサイトにアクセスし、年齢や症状についてチャット形式で回答すると、100余りの中から可能性が高い病気やけがの種類をAIが選び出します。

この結果から緊急度別に5段階に振り分けられ、119番通報を促すほか、診療時間内での医療機関の受診や、自宅での対処法などを案内します。

このサービスは、医療機関の休診が多くなる大型連休に合わせて先月から1か月程度、試験運用したあと、ことし7月からの本格的な導入を目指しています。

県によりますと、AIを活用した救急相談は全国の自治体で初めてだということです。

埼玉県医療整備課の武井裕之課長は「特に大型連休中は受診できる病院が少なくなるので、AIを活用することで救急車や医療機関の適切な利用につなげたい」と話していました。

My comment

すでに救急医療や一般疾病に関する症状や検査数値、考えられる病名、治療対策等の十分なデータが保持されている近代にあっては、長時間待って5分の診療のような医療機関を受診する前に、このような統合医療AIを全国規模で導入することが必須であると考える。今回は埼玉県がその救急出動の回数を減らそうとして始めたことだが、まさに「瓢箪から駒」である。

近年の健康志向から、ちょっとした変調で医療機関を受診し、不必要とも思える薬を処方する医療機関がなんと多いことか。これでは健康保険財政はいくらあっても足りない。

将来的には、この政府のあきれた大型連休設定に、やむにやまれぬ自治体の対策であったように思うが、人手不足の時代に、従来通りの行政サービスでは追い付かない。まさに積み上げられたメガデータを生かす時代に入ったといえる。
医療に限らず、過疎化の進む公共交通や買い物弱者対策、教育(英語よりも情報処理)におけるAIの活用等々、早急な対策の必要な時代がやってきている。
様々な専門知識を国家的情報機関が管理し、これを活用したAIアプリを民間で開発を進めることが何よりの人手不足対策である。