高橋道政に異議あり

道鉄道ネットワークWTが知事に報告書

北海道新聞 02/08 05:00、02/08 11:12 更新

JR北海道の鉄道事業見直しへの対応を議論してきた道の鉄道ネットワークワーキングチーム(WT)は7日、鉄道網のあり方をまとめた報告書を、高橋はるみ知事に提出した。報告書ではJRの持続可能な経営に向け国の抜本的な支援が不可欠と指摘。その上で座長の岸邦宏・北大大学院准教授は路線維持のため「道民全体が連携、協力した取り組みが必要だ」と指摘した。
報告書は 北海道新幹線 が札幌まで延伸する2030年ごろの鉄道網のあり方を六つに分類=表=。JRが「単独では維持困難」とした10路線13区間のうち石北線(新旭川―網走)と宗谷線(名寄―稚内)を念頭に路線維持を訴え、収支が極端に厳しい線区は他の交通手段への転換も含めた地域での検討を求めた。
国や道など関係機関の役割も明記。知事に報告書を手渡した岸准教授は「広域行政を担う道は国や市町村と連携し、積極的かつ主体的な取り組みを展開するべきだ」と強調した。知事は「ご指摘を重く受け止め、国への働きかけや地域との協議を進めたい」と応じた。
WTは昨年11月に設置され、有識者や首長が1月30日まで4回の会合で議論した。道は報告書を受けて、鉄道網を含めた道内の公共交通ネットワークの将来像についての考えを、年度内に表明する方針だ。

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このブログでも再三指摘し、北海道新聞もJRの廃線問題の関連記事を載せ続けているにもかかわらず、高橋道政は一向にその方向性を出さず、このようなワーキングチームの報告書を受け、ようやく動き出そうとしている。
高橋知事は北海道の発展の方向も一向に示さず、新幹線や観光客誘致、そしてとばく場開設と、北海道のおかれている現状に対してまったく無知で優先順序を間違え、方向違いを向いているとしか言いようがない。
もっと地方議会がそのその現状を知事や国会議員に要求すべきである。
だから現状を知らぬまに、日高線の復旧をこんなにも放置し、その方向性さえ出していない。すべて地方任せの知事の姿勢が透けて見える。
もっと、道内くまなく視察し、何を改善しなければならないかを先取りするのが知事の仕事である。このような切羽詰まった報告書から動き出すのでは、もはや行政の重大な不作為として訴られても申し開きはできまい。迅速な対応が望まれる。