「殺すなかれ、殺させるなかれ」

安保関連法案の反対集会に瀬戸内寂聴さん

6月18日 20時52分 NHKニュース

憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を可能にすることを盛り込んだ安全保障関連法案に反対する集会に、作家の瀬戸内寂聴さんが参加し、「最近の日本の情勢を見ると、怖い戦争にどんどん近づいているような気がする」と訴えました。
集会は、午後6時半から国会前で始まり、作家の瀬戸内寂聴さんが参加しました。

中略

「殺すなかれ、殺させるなかれという言葉は大事」
国会前で、安全保障関連法案に反対する集会に参加した作家の瀬戸内寂聴さんは、報道陣の取材に対し、「今また戦争が起こりそうな気がしてならない。昭和16年から17年ごろの、表向きは平和だが、すぐ後ろに軍靴の音が聞こえていた雰囲気に似てきているように感じる」と指摘しました。
そのうえで、「殺すなかれ、殺させるなかれということばはいちばん大事なことだ。私の最後の力を出して法案に反対の行動を起こそうと思った。安倍総理大臣には、本当に国民の幸せのためになることを考えてほしい」と述べました。

My Comment

昭和17年生まれの筆者は、戦争のさなかに生まれ、北海道でも終戦の昭和20年には空襲があり、米軍機が機銃掃射をしながら住宅の屋根をかすめ、防空壕へ逃げ込んだことを記憶している。
戦後70年。食料もない戦後を生き抜き、復興に寝食を忘れて働いてきた我々の歴史を今一度真摯に掘り下げて学習してほしいものだ。
経済成長ばかりをめざし、日本の良き家族制度を崩壊させ教育・伝統文化も消滅しつつある。
毎日殺し、殺され、だまし騙されのニュースばかり・・・
日本の人心は荒廃し、世界の経済大国になっても一向に生きる喜びさえ感じられぬこの頃である。国の方向を考える政治家は何処に消えてしまったのか・・・
安倍政権に票を預けたばかりに、とんでもない首相が生まれこれを制御できない政治とはなんなのだろうか。