スエーデンも格差解消へ

NHKニュースより
スウェーデンの議会選挙は14日に投票が行われ、即日開票の結果、社会民主労働党を中心とする野党の中道左派連合が158議席を獲得したのに対して、ラインフェルト首相が率いる穏健党を中心とする中道右派連合は142議席にとどまり、与党が敗北しました。
この結果を受けて、ラインフェルト首相は辞任する考えを明らかにし、8年ぶりに政権交代が実現する見通しとなりました。
ラインフェルト首相は、伝統的な手厚い福祉政策を見直すとともに、法人税の減税などを通して景気の活性化に努めましたが、野党側は格差が拡大したと批判し、福祉や教育の立て直しを訴えて支持を伸ばしました。
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 My comment

スコットランドがイギリスの格差社会を嫌って独立のための選挙を行うことと、ヨーロッパ(ウクライナやスペインなど)各地で起こる内戦の根っこが同じであることが証明された。

あれほど高福祉社会として各国からお手本とされた、スエーデンでさえ、福祉政策の後退と法人税の減税など格差を助長する動きをした与党が破れ、政権交代した。

同じことは今日本でも起こりつつある。
中央集権、企業寄り、福祉の後退などによる格差が著しく広がっていることに目をつぶって、ありもしない景気回復のデータを捻じ曲げてまで、消費税増税に走り、法人税を減税し、電力料金を上げ、ガソリン暫定税率を放置している。

格差解消どころか拡大しようとしている日本の政治は、次の選挙でスエーデンと同じ裁きを受けるだろう。

日本の労働者が団結して、社会民主労働党のようなサラリーマンがすべて加入する党を結成すれば、社会を変える大きな潮流になるだろう。

今こそパート労働、派遣労働をなくし労働対価を高めていくことこそ、格差社会の解消となる。