エネルギー問題考える若者 再稼働に懸念 7月16日

原子力規制委員会は、川内原発の安全審査に合格を出した。

これを根拠に政府は、再稼働を認めるとの方針だ。

二枚舌の安倍総理のこの発言は、
「自分たちが判断したのではない。安全規制委員会が世界一の安全だとお墨付きを与えた
のだ。」という言い逃れに過ぎない。

一般の安全審査はある基準のもとに審査する訳で、原発は100%過酷事故が起こらないということではない。

100%起こらないことを誰も証明できないのに、再稼働するのか?

先の大飯原発の運転差し止め訴訟の内容をよく吟味してもらいたい。

安全だ、安全だと言い続けて、想定外の福島が起こったことを、もっと深刻に受け止めなければならない。

再び第2過酷事故が起こったら、この国は人の住めない土地になる。

若い世代に負の遺産を残してはならない。幸いようやく若者が動き出した。
次のNHKニュースに期待したい。
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国の原子力規制委員会が安全性を確認した原発について、運転再開を進めるという政府の方針について、
エネルギー問題に関心を持つ若者のグループからは、国民的な合意がないまま再稼働に向けた動きが進む
ことに対して懸念の声が上がっています。

このグループは、福島の原発事故をきっかけに若い世代が気軽にエネルギー問題について意見を交わす場を作ろうと、
月に1回程度集会を開いています。

今月、東京都内で開かれた集会には、20代から30代の学生や会社員など10人余りが集まり、
川内原発の再稼働について意見を交わしました。

この中で参加者からは、原子力規制委員会が「規制基準を満たしているからといって事故のリスクがゼロになったとはいえない」
としていることを念頭に、「基準をクリアすれば再稼働するというのはとても危ういと思う」などと政府の方針
に対する不安の声が出されました。

また、再稼働を巡る賛否が分かれていることを踏まえ「もっと国民や地元の意見を聞いてほしい」とか
「国民の意見を政策に反映させる仕組みを作ってほしい」などと国民的な合意がないまま再稼働に向けた動きが
進むことに対して、懸念の声が上がっていました。

集会を呼びかけている福島宏希さんは「エネルギーを原発に頼るかどうかはもっと議論が必要だと思う。
国民的な合意がないまま原発の再稼働を決めると、国民1人1人が自分たちの問題としてエネルギー政策
を考える機運をそぐことにつながる」と話していました。
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