P-D-C-Aサイクル

plan-do-check-action の頭文字を並べてPDCAサイクルとよぶ。
planは目標設定、doはその実行、checkは現状何処まで達成され
何が欠けているかを厳しく検証し、次のactionへつなげる仕組みをいう。
教育、会社組織、物作りにおける品質管理などに応用されている考
え方である。

1サイクル回る毎に少しずつ向上が出来ていれば、いずれ目標は達成される。
このような考えは主に問題解決型管理法として常識的な手法である。

この手法は、現代社会においてあらゆる場面で応用が可能である。
何事もPlan-Doの大切さは万人が認めるところだが、日本の世の中
CheckとActionに欠ける。

現状を厳しくCheckして次善の策を錬ることこそが、進歩の第1ステップである。

そのためにはCheck項目をPlanの段階で定めておくことが肝心で、
何かと上手くいかなかったことに対してこれが曖昧になりがちである。
大切なのは情緒的ではなく、いわゆる具体的な数値目標である。

バブル全盛期に管理職の目標達成の評価に数値目標が使われたものである。
日本が高度成長を成し遂げた裏には、あらゆる場面でこれが厳しく論
ぜられていたはずだが、現代社会ではこれが甘くはないか?
「2度と同じ間違いをしない」、「失敗から学ぶ」ことがなにより大切で、
誤っていたなら即座に改めることが大切である。

小泉・細川両氏の原発廃止の活動こそがPDCAサイクルの真骨頂であり、
集団的自衛権を憲法解釈を変えてまで戦争に加担しようとする
安倍政権はこれをあえて無視するという神経が理解できない。

過酷原発事故・太平洋戦争いずれも大きな犠牲を生み、原発では廃炉まで
半世紀もかかり、太平洋戦争とて未だに周辺諸国との和解ができていない。
本当にもう一度同様の事故や戦争を起こしたら日本は立ち直れないどころか、
子々孫々まで恨みを植え付けることになる。