原発はベースロード電源

NHKニュースより
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政府は25日、原子力関係閣僚会議を開いて、原子力発電を時間帯にかかわらず、
一定の電力を供給する「重要なベースロード電源」と位置づけるとともに、安全基準に
適合すると認められた原発の再稼働を進めることなどを盛り込んだ新たな「エネルギー基本計画」
の政府案をまとめました。

それによりますと原発の位置づけについては、原案の「基盤となる重要なベース電源」から
「基盤となる」という部分を削除したうえで、「重要なベースロード電源」となっています。

「ベースロード電源」とは、昼夜を問わず一定の電力を供給できるという意味で、
経済産業省は原発への依存の度合を示すものではないとしています。

また、原発の再稼働については「原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の
規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」
として、これまでと同様安全基準に適合すると認められた原発は、再稼働を進めるとしています。
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脱原発依存どころか、先の「原発が重要なベース電源」という文言を言い換えてまで、
押し隠そうとする経産省の意図が明らか。

100年後に2014年の原発依存宣言が政治の大汚点とならぬことを祈るのみである。

もう一度原発で過酷事故が発生し、第二の福島となったら、日本は永久に立ち直れないことを、
どれほど真剣に考えたのか甚だ疑問。

まだ福島でさえ事故の収束と安全な廃炉の見通しさえつかない中で、再稼働して良いのか、
原子力村の議論でなく、日本の多くの技術者の議論が必要なのではないのか。

今再稼働のない中で、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギーへの大転換を計れば、
日本の技術力をもってすれば、脱原発依存が達成され将来にわたって、日本の将来が保証される。

日本の技術力をもってしても制御しきれない原発からの早期撤退を国民は強く望んでいる。